日産自動車九州に隣接した苅田港に停泊する自動車運搬船(2024年9月、福岡県苅田町)

門司税関が22日発表した2025年の九州経済圏(九州7県と山口、沖縄県)の貿易統計(速報値)は、自動車輸出額が前年比5%減の3兆3219億円だった。新型コロナウイルス禍で自動車大手が軒並み工場稼働をとめた20年以来、5年ぶりに減少した。米国向けがトランプ関税の影響で29%減、内需不振が続く中国向けが5%減となった。

輸出港別にみると、日産自動車九州に近い苅田港(福岡県)が4%減、トヨタ自動車九州の利用が多い博多港(同)が3%減、マツダ防府工場に近い防府港(山口県)が10%減となった。自動車の輸出台数は約17万台と約4万台の減少だった。

輸出総額は12兆5169億円と5年連続で増えたが、伸び率は1%にとどまった。品目別では半導体などの電子部品が8%増、半導体製造装置が3%増と自動車の落ち込みを補った。

25年の輸入総額は5%減の10兆1061億円で、3年連続のマイナス。原油が5%減、金属鉱などが11%減だった。輸出から輸入を差し引いた金額は2兆4108億円で、3年連続で輸出超過となった。超過額は38%増えた。

同時に発表した25年12月単月の輸出総額は5%増の1兆1966億円、輸入総額は2%減の9274億円。輸出から輸入を差し引いた金額は2692億円で、11カ月連続で輸出超過となった。

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