佐賀県内唯一の百貨店「佐賀玉屋」(佐賀市中の小路)は26日、建て替え計画が進む新本館について、2028~29年をめどに開業を目指し、新たに温泉の掘削に着手する予定と発表した。新本館の完成までの間も、温泉を活用した足湯など仮設の施設を設ける方針で、佐賀市中心部の活性化を目指す。
佐賀玉屋は経営不振により24年2月、京都市の不動産会社「さくら」に事業継承した。新本館は百貨店とホテルを兼ねた10階建ての複合ビルで、当初は26年12月の開業を目指すと発表していた。
開業時期の遅れについて、26日に記者会見した山越悠登社長(47)は「建物が完成する過程の全てが、佐賀の中心に新しい価値を生み出し続ける再生の形を目指す。建設資材費の高騰などは一因ではあるが、それを乗り越えるため、計画をブラッシュアップした」と説明した。1~4階を百貨店、上層階をホテルとする計画に変更はないが、地下の建設も検討している。
温泉掘削は、30日に開かれる県の環境審議会温泉部会で許可が出た後に着手予定。地下約1000メートルまで掘削すれば温泉をくみ上げられる見込みという。
本館は24年8月に閉館し、25年夏に解体を終えた。南館と増設した東別館に本館機能を集約し、営業を続けている。
25年11月に総合プロデューサーに就任した二之湯武史氏(49)も会見に同席し、「プレ・リモデル」と銘打ってコスメ売り場や食品売り場、友の会などを3月からリニューアルすることを明らかにした。【成松秋穂】
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