
北越コーポレーションは27日、若本茂専務(68)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。岸本晢夫社長は会長グループ最高経営責任者(CEO)に就く。社長交代は18年ぶり。若本氏はこれまで技術開発本部長や新潟工場長を務めてきた。
岸本氏は2008年に社長に就任して以来、カナダのパルプ事業会社を買収するなど海外の拠点拡大に取り組んできた。国内では09年に紀州製紙(当時)を買収したほか、12年には大王製紙に2割出資、24年には原材料購入や物流などで大王との業務提携も開始した。
また24年にオアシス・マネジメントから社長解任などの株主提案を受けたこともあり、ガバナンス向上に取り組んできた。中長期的に持続可能な経営を目指す中で社長交代に至った。4月からは会長グループCEOとして一定の影響力を保つとみられる。
紙・板紙の国内需要は26年に2000万トンを割り込み、5年連続のマイナスとなる見通しで環境は厳しい。社長交代を機に事業ポートフォリオの転換や競争力強化を急ぐ。
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