
国内配給大手4社などでつくる日本映画製作者連盟は27日、2025年の国内映画興行収入が前年比33%増の2744億円だったと発表した。19年に記録した2611億円を超え、過去最高となった。
実写邦画「国宝」やアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」などの大ヒット作がけん引した。両作品を配給した東宝グループの興収は1605億円と、1社だけで興収全体の58%を占めた。
25年の興収トップは「鬼滅の刃」(26年1月25日時点で391.4億円)、2位は「国宝」(同195.5億円)だった。興収全体に占める洋画の比率は前年比0.3ポイント下落の24.4%にとどまる一方、邦画の興収は前年比33%増の2075億円と過去最高を記録。アニメ・実写とも邦画が全体の伸びをけん引した。

映画館の入場人員は前年比31%増の1億8875万人で、19年に次ぐ歴代2位だった。東宝の島谷能成会長は「目標としてきた年間2億人の動員が見えてきた」と話した。
24年12月〜25年11月の新作公開本数は邦画が前年比9作品増の694作品、洋画が106作品増の611作品で、計1305作品となった。洋画・邦画合わせて前年より9作品多い50作品が興収10億円を超え、うち半数程度がアニメ作品だった。
26年の展望について東宝の島谷会長は「25年は新型コロナウイルス禍で劇場から離れていたシニアやファミリー層など、老若男女バランスよく映画館に足を運んでもらえた。次の来場につながったはずなので、今年も良い作品を出せるか、これから真価が問われる」と話した。
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