サワイグループホールディングス(GHD)傘下の沢井製薬は28日、錠剤を成形する製造部品を専業メーカーと共同開発したと発表した。原料の粉末を固めて錠剤にする「打錠工程」で使う金属部品で、汚れがつきにくい素材や加工を施すことにより、錠剤に傷がつくなどの不具合を減らす。
開発したのは、粉末を入れる「臼」と、上下から圧力をかける「杵(きね)」と呼ばれる部品。金属の精密加工技術を持つヤマシタワークス(兵庫県尼崎市)と表面処理を強みとするユケン工業(愛知県刈谷市)と連携し、現場での実用性を高めた。後発薬ではメーカーの品質不正に端を発した供給不安が長期化しており、製造トラブルを抑え、工場の安定稼働につなげる。
沢井製薬によると、すでに既存製品の製造トラブル解消に役立っているほか、新製品では生産開始時から採用するケースも出ているという。同社は「今後も製造現場の安定稼働に貢献するような技術について、他社との共同開発を進めていく」としている。
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