三菱倉庫は30日、2026年3月期の連結純利益が前期比57%増の500億円になる見通しだと発表した。従来予想から50億円上方修正した。低調な米子会社の事業計画を見直し、のれんや固定資産などを対象に約50億円の減損損失を計上する一方、政策保有株を追加で売却し約100億円の特別利益を計上する。

23年に買収した米子会社のキャバリエを巡っては、米国の通商政策の影響で政府向けの貨物の取扱量が減っていた。加えて、新設の倉庫の顧客が欧州の大手製薬会社に買収された影響で、当初予定していた貨物の取り扱いが中止となっていた。

三菱倉庫は政策保有株を減らす方針を掲げている。同日、保有する投資有価証券のうち上場株式3銘柄を26年2〜9月に売却すると発表した。売却益は約205億円を見込む。この一部の約100億円を26年3月期に計上する。

同日発表した25年4〜12月期の連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比4%減の2050億円、純利益が89%増の422億円だった。営業利益は25%減の120億円だった。前期に計上した大型分譲マンションの販売益の反動減が出たほか、米中子会社の業績不振が響いた。投資有価証券の売却益で最終増益は確保した。

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