EIZOは30日、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を再策定すると発表した。従来は売上高で1000億円、営業利益で120億円と設定していたが、主力の欧州市場で経済の低迷が続き目標達成が困難だと判断した。新たな数値目標の策定は3月中旬ごろを予定する。同日には26年3月期の通期業績の下方修正も発表した。

24年に発表していた中計を修正する。欧州は連結売上高の約4割を占める。ロシアによるウクライナ侵略によりエネルギー価格が高騰したことなどから経済が停滞した。数値目標は「欧州市場の低迷が長期化」(同社)するとの前提で立てる。自己資本利益率(ROE)は8%の目標を掲げていたが、同目標も見直す。
ROEの向上へは政策保有株式の縮減などに取り組む。保有意義の薄れた株式は26年3月期中に売却するか、一定期間での売却を条件に純投資目的に振り替える。25年3月期末で17%の政策保有株式の連結純資産に対する比率を28年3月期に15%未満に下げる。
26年3月期の連結業績は売上高が前期比2%減の790億円、純利益は同23%減の32億円を見込む。従来予想からそれぞれ60億円、12億円下方修正した。欧州での販売が減少したことにより過剰在庫が発生し、棚卸し資産評価損を4億円計上することなどが響く。
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