
SCREENホールディングス(HD)が30日発表した2025年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%減の549億円だった。主力の半導体製造装置で中国メーカー向けの需要が前期で一巡し、反動減が続く。
売上高は前年同月比8%減の4253億円、営業利益は23%減の774億円だった。演算用のロジック関連やファンドリー(受託生産企業)向けが前年同期に比べて減速した。次世代半導体用の装置などの研究開発費も膨らんだ。後藤正人社長は同日開いた記者会見で「もともと市況の立ち上がりは26年春以降と見込んでいた。減収は想定通り」と語った。
26年3月期通期の業績予想と年間配当予想は据え置いた。連結売上高は前期比1%減の6210億円、純利益は前期比12%減の880億円を見込む。今期に見込んでいた中国向けの大型案件の売り上げ計上は装置の据え付けが遅れているとして来期にずれ込む。一方で半導体投資の回復が想定より早まったことで当初の業績予想を維持した。

27年3月期以降は人工知能(AI)関連の需要拡大を期待する。後藤社長は「来期の見通しは非常に明るい。2桁パーセント以上の成長を見込んでいる」と話した。
中国によるレアアース(希土類)の輸出規制については「長期化すると影響が出てくるが当面は生産計画に影響ない。少なくとも来期計画分は十分まかなえる」と述べた。
SCREENHDは同日、4月1日付で1株を2株とする株式分割を実施すると発表した。株式を購入する際に必要な金額を引き下げることで個人投資家などが投資の対象として選びやすくする狙い。
【関連記事】
- ・SCREEN、米国に海外初の研究拠点 半導体装置開発へ120億円投資
- ・SCREENHD、AIの波乗れず メモリー向け弱さが株価の足かせ
- ・SCREENHD後藤正人社長「医療関連や水素に注力」 画像処理技術応用
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。