静岡空港に駐機するFDAの航空機

静岡県は7月の静岡空港(牧之原市)の搭乗者数が前年同月比2%増の5万4867人だったと発表した。韓国の格安航空会社(LCC)、チェジュ航空のソウル線増便が寄与した。7月中旬に新規就航した中国・青島線も順調な滑り出しだった。県と空港運営会社は秋の行楽シーズンに向け、訪日外国人(インバウンド)の一段の取り込みを狙う。

増加をけん引したのは国際線で、搭乗者数は12%増の1万6968人だった。1日1往復から2往復になったソウル線は7月として最も多い1万3217人が利用した。青島線は694人が使い、搭乗率は74%だった。いずれもインバウンドに加え、日本人の海外旅行需要を捉えた。

一方、国内線は3%減の3万7899人となった。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が福岡線で提供座席数を減らした影響が出た。北海道方面や沖縄方面の路線は夏休み期間で搭乗率が7割前後に達するなど好調だった。

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