「戦国浪漫号」のクイズ大会で解答の札を掲げる参加者ら(1日)

滋賀県は2026年を通じ「戦国」をテーマに観光客を集める方針だ。1日には東京発の新幹線ひかりの1車両を借り切り、沿線の城郭跡を専門家が解説しながら一般の歴史ファンを同日オープンした県北部の「大河ドラマ館」に案内した。築城開始から450年の節目を迎える織田信長の居城、安土城を巡るイベントも用意する。

県と外郭団体びわこビジターズビューローが協力して借り切った車両「戦国浪漫号」に首都圏で公募した18人を招待した。米原駅に着くまでの2時間強、日本城郭史が専門の中井均・滋賀県立大名誉教授が立ち会い、クイズ大会も開いた。普段は安土城近くで活動する武将姿の7人が乗り込み、雰囲気を盛り上げた。

滋賀県長浜市でオープンした大河ドラマ館(1日)

さらにチャーターしたバスで長浜市に移り、NHK番組「豊臣兄弟!」の衣装などを展示する大河ドラマ館を訪れた。東京都江東区の男性会社員(50)は「滋賀県は初めてだが、豊臣秀吉が治めた長浜のまちなみは昔の雰囲気を残していて感じがよい」と話した。県は参加者が口コミやSNSで今回の体験を拡散させるよう期待している。

びわこビジターズビューローも加わる長浜市が軸の官民組織は大河ドラマ館を中心とする「北近江豊臣博覧会」を12月20日まで開催する。県は天守の完成後3年で焼失した安土城の外観を復元した拡張現実(AR)アプリをリリース済み。近くの県立安土城考古博物館では4月、築城開始450年の特別展も始める計画だ。

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