楽天モバイルの矢沢俊介社長は大都市の地下鉄網で通信環境を整備していくと説明した(2日午前、東京都港区)

楽天グループ傘下の楽天モバイルは2日、東京都内で記者会見を開き、2027年までに大都市の地下鉄網で通信ネットワークを増強すると発表した。まず26年7月までに首都圏の主な地下鉄で大容量のデータ通信が可能な環境を整える。27年には大阪や名古屋でも対策を完了する。人が集まる場所での通信品質を向上させて新規客を呼び込む。

通信に使う周波数帯の範囲を広げて、一度に処理できる能力を約4倍に増やす。地下鉄の走行区間でも安定して高速・大容量の通信が可能となる。首都圏では25年までに私鉄の地下区間で対策を終えた。東京メトロや都営地下鉄でも1月までに主要駅の9割をカバーしており、7月までに対策が一巡する。

首都圏外でも対策を進める。6月には札幌市営地下鉄、27年4月には名古屋市営地下鉄と福岡市営地下鉄で対策を終える。大阪メトロも27年12月までに完了する予定だ。地上駅でも高速通信規格「5G」の通信網を充実させる。26年3月に山手線の主要駅で5G対応を完了するとの見通しを示した。

同日、記者会見に登壇した楽天モバイルの矢沢俊介社長はショート動画の視聴が増えるなど「25年後半から顧客側の行動変容が進んだ」と述べた。人が集まる場所でデータを分散して処理できる環境の整備を進めていると説明した。地下鉄は顧客からの要望が特に多いとして「最優先で対応を進めてきた」と強調した。

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