
ユニ・チャームは28日、犬用ペットフード「グラン・デリ おかず仕立てパウチ」の新商品を9月2日に発売すると発表した。国産鶏肉や野菜、卵を使って色とりどりにし、見た目や味わいを人の食事のように仕立てた。ペットを人と同じように扱う「ペットヒューマニゼーション」の広がりを追い風に需要拡大を狙う。
新商品は水分量が多めのウエットフードで、「シチュー仕立て」と「ミネストローネ仕立て」、「茶わん蒸し仕立て」の3種類をそろえる。鶏肉やブロッコリーなど国産素材の風味を生かし、彩りにも配慮することで見た目とおいしさの両立を重視した。内容量はいずれも120グラム(40グラム3袋)で、店頭想定価格は450円前後。
ペットフード協会の調査によると、国内の犬と猫の飼育数は2024年に約1600万頭と人の子どもの数(約1400万人)を上回った。ペットを家族の一員とみなす意識が強まる中、「飽きさせたくない」「様々な味を楽しませたい」との声が増え、ドライフードと組み合わせやすいウエットフードの需要が高まっている。

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