JR九州は28日、企業再生ファンドのジェイ・ウィル・グループと共同出資した地域特化型ファンドを通じ、ホテルアメニティーを製造販売するシントワールド(熊本県八代市)の全株式を取得したと発表した。取得額は非公表。JR九州で経営企画部担当部長などを務めた藤井秀一郎氏が社長に就任した。
JR九州とジェイ・ウィル・グループは後継者育成や事業拡大をめざす九州の地場企業を支援する地域特化型ファンドを2021年に設立した。両社による事業承継は2例目となる。JR九州の担当者は出資理由について「ホテルアメニティー市場は今後も拡大が見込まれ、事業成長が期待される」と話した。
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