リコーは3日、オフィス向けAV機器の販売を手がけるカナダのETグループを買収したと発表した。買収額は明らかにしていない。政府機関や金融機関などのオフィス向けに販路を持つETグループを取り込み、リモート会議に関連した事業を拡大させる。
ETグループは1970年代創業で従業員は130人ほど。会議に活用するディスプレーなどAV機器を手掛けている。売り上げなどは開示していないが、金融や司法などの高い信頼性が求められる規制業種向けの販売に強い。
リコーはグローバル企業向けにリモート会議に関連した事業に力を入れている。カメラなどのAV機器のほか、会議室のセキュリティー管理を手掛ける。このためM&A(合併・買収)を進めており、25年末にはオフィス向けAV機器販売の米プレゼンテーション・プロダクツ・インク(PPI)を買収した。
同日、日本とシンガポールなどに拠点を置くグローバルビジョンマルチメディアグループと資本提携に向けた協議を1月から始めたと公表した。同社も企業向けAVシステムを手がけており、アジア太平洋地域での事業拡大を目指す。
リコーが主力とする事務機器市場はペーパーレス化で縮小が見込まれる。オフィス分野で培った知見を生かし、会議室システムなどの提案型のサービスを伸ばす。
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