米宇宙企業のスペースXは2日、人工知能(AI)やX(旧ツイッター)を手がけるxAIを買収したと発表した。両社はともに米起業家イーロン・マスク氏が経営している。AIに不可欠なデータセンターを宇宙に建設するためとしているが、巨額の開発費を必要とするAI事業への資金的な命綱ともみられている。
マスク氏は2日の声明で、「AIの進歩は、膨大な電力と冷却が必要な大規模データセンターに依存している」と問題視。スペースXの手がけるロケットや人工衛星で宇宙にデータセンターをつくれば、太陽光を効率的に利用できると主張している。スペースXは、データセンターを積んだ衛星100万基を打ち上げる計画をすでに米政府に申請している。
ただ、宇宙でのデータセンターには放射線からコンピューターを守ることなど技術的に障害があるとされ、実現できるかは不明だ。買収は、むしろ巨額の開発費が必要なAIのための資金をまかなう意図が大きいとみられる。スペースXは6月ごろに新規株式公開(IPO)する可能性も指摘されており、これによっても資金調達を図る狙いがありそうだ。
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