
三井物産が3日発表した2025年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比6%減の6119億円だった。鉄鉱石や石炭などの資源価格が下がり金属資源事業の利益が減った。前年同期に海外の石炭火力発電などの売却益が膨らんだ影響も出た。米国のガス価格上昇で液化天然ガス(LNG)事業の利益などが増えたが補えなかった。
事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、6182億円)を下回った。昼の決算発表を受けて、三井物産株は4%高まで買われる場面があった。
セグメント別では、金属資源事業の利益が1997億円と前年同期から295億円減少した。中国経済の不振などを背景とした原料炭市況が低迷した。機械・インブラ事業の利益は1621億円と239億減った。前年同期にインドネシアの石炭火力発電事業などの売却益が膨らんだ反動が出た。

26年3月期通期の業績予想は変えなかった。連結純利益は前期比9%減の8200億円を見込む。
資産売却益などの影響を除いた基調的な稼ぐ力は向上している。営業キャッシュフローから運転資金の増減などを除いた「基礎営業キャッシュフロー(CF)」は通期で9500億円(前年同期は1兆275億円)と、昨年11月の公表から500億円上方修正した。低調だった鉄鉱石価格の上昇により、金属資源事業の改善を見通す。
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