小林製薬は3日、2025年12月期の連結純利益が前の期比64%減の36億円になったと発表した。4%増の105億円を見込んでいた従来予想から一転、減益になった。宮城県とタイで建設中の新工場の収益計画を精査した結果、計146億円の減損損失を計上したため。2工場は洗眼薬のアイボンや熱さまシートなどの生産を予定している。

減損損失の内訳は宮城県の工場が約134億円、タイの工場は約12億円。小林製薬は2工場について「医薬品製造のガイドラインへの適合準備や品質管理体制の強化に想定以上の時間や費用がかかる見通しとなった」と説明した。

紅麹(こうじ)を含むサプリメントによる健康被害問題を受け、品質管理の自主基準を厳格化したことも踏まえたとしている。25年12月期の売上高は微増の1657億円、営業利益は40%減の149億円だった。

昨年7月にテレビ向けの広告出稿を本格的に再開した日本で、利益率の高いヘルスケア商品の販売が回復し、営業利益は従来予想を9億円上回った。

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