
国内火力最大手JERAは3日、カタール国営のカタールエナジーから液化天然ガス(LNG)を調達すると発表した。2028年から年300万トンを日本に輸入する。カタールはLNGの増産余地が大きく、新規調達で国内で増える電力需要に対応する。
同日までにカタールエナジーと売買契約を結んだ。契約期間は27年間。価格は非公表とした。財務省の貿易統計をもとに試算すると、年2500億円程度に上る可能性がある。
カタールは日本全体のLNG輸入のうち4%を占める。JERAは21年まで同国から年500万トン超のLNGを調達していた。契約を更新せず同国からの調達は減っていた。同国では30年にかけて大型のLNG生産拠点の開発計画が相次ぐ。
JERAは30年ごろまでにLNGの長期契約量を500万トン増の年3000万トン規模に増やす方針だ。足元ではオーストラリアや東南アジアの比率が高く、調達先の分散を進めている。25年には米国企業とも複数の調達契約を結んだ。
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