
星野リゾート(長野県軽井沢町)は9月1日、尾瀬国立公園の入り口に登山者向けホテル「LUCY(ルーシー)」を開く。開業に先立ち28日にメディア向けの内覧会が開かれた。総支配人の福井ゆう子氏は「10月下旬まで予約がほぼ埋まっており、3年後をめどに平均稼働率8割を目指す」と話した。

「LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート」(群馬県片品村)は全25の客室があり、種類はドミトリー(相部屋)、2人部屋、4人部屋の3タイプ。24時間営業のコンビニエンスストアもあり、散策・登山に必要な虫よけ剤や日焼け止め、携行食などを購入できる。
トイレ・シャワーは共用だが、タオルやせっけんなどアメニティーもあり快適性を目指した。2人部屋は1人1泊1万4050円(1室2人利用時、税・サービス料込み、夕食付き)から。尾瀬に向かう道が冬季閉鎖される11月から4月までは休館する。

既に10月25日までの予約はほぼ埋まっている。30〜40代のファミリー層の予約も多く、インバウンド(訪日外国人)は全体の約1割という。福井氏は「尾瀬には初心者でも楽しめる尾瀬ケ原や本格的な登山ができる至仏山(しぶつさん)、燧ケ岳(ひうちがたけ)などもある。幅広い層に利用してほしい」と語った。
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