ブラザー工業は4日、産業用大判プリンターを手掛けるMUTOHホールディングスを完全子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)で全株式の取得を目指す。取得額は約350億円。大判プリンターに強みを持つ同業を取り込むことで、産業用印刷機事業を強化する。

TOB期間は5日から3月23日まで。1株あたり7626円で買い付ける。4日終値(2980円)と比べて約2.6倍の額となる。成立すれば、MUTOHホールディングスは東証スタンダードで上場廃止となる。

MUTOHホールディングスは屋外向けの広告などを印刷する大判プリンターやインクの品ぞろえなどに強みを持つ。2025年3月期の連結売上高は181億円。

ブラザーは28年3月期を最終年度とする中期経営計画で、産業用印刷機器事業の売上高を成長事業の一つに位置付けている。買収で製品群や開発力を強化したい考えだ。

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