
ソニーグループは5日、4月1日付で傘下のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の社長に同社取締役の岩上敦宏氏(53)が昇格する人事を発表した。社長の交代は7年ぶりで、村松俊亮社長は代表権のある会長に就任する。岩上氏はソニーGのアニメ制作・配給会社、アニプレックスの社長も務めている。ソニーGはアニメ事業強化を鮮明にする。
同氏は1997年にSMEに入社し、SPE・ビジュアルワークス(現アニプレックス)に出向した。プロデューサーとして「魔法少女まどか☆マギカ」や「Fate/Zero」などのヒット作を生み出した。
2016年にアニプレックスの社長に就任してからは、テレビや劇場版アニメとして世界的なヒットとなった「鬼滅の刃」シリーズの仕掛け人として手腕を振るった。
アニメ以外でもプロデュースしたスマートフォン向けのゲームアプリ「Fate/Grand Order」が国内外で人気となった。23年に買収したオリガミクスパートナーズ(現ミリアゴンスタジオ)が製作した映画「国宝」は、国内実写邦画の興行収入を22年ぶりに更新した。
村松氏は岩上氏について「エンターテインメントの本質への理解が深いプロデューサーであり、私と異なる視点と発想でグループを飛躍させてくれる」と評価する。岩上氏は「多くの作品や事業に関わってきた経験をグループ全体のために生かす」とコメントした。
岩上 敦宏氏(いわかみ・あつひろ) 東京外大卒。97年(平9年)ソニー・ミュージックエンタテインメント入社、16年アニプレックス社長、19年SME執行役員、23年取締役。群馬県出身。53歳。【関連記事】
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