半導体向け電子材料が想定以上に伸びる

味の素は5日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比85%増の1300億円になる見通しだと発表した。従来予想から100億円上方修正し、市場予想平均(QUICKコンセンサス、1190億円)を上回った。採算がいい半導体向け電子材料が伸びる。本社ビルと土地の売却益が想定より多くなることも寄与する。

売上高は5%増の1兆6000億円と180億円下振れする。うま味調味料は中国競合による増産が影響する。冷凍食品の販売も想定を下回る。国内で4〜9月期に主力のギョーザなどの販売が振るわなかったことが響く。10〜12月期は増収に転じたが補えない。

本業のもうけを示す事業利益は14%増の1810億円を見込む。従来予想を10億円引き上げた。電子材料や医薬品など「ヘルスケア等」の事業利益を30億円引き上げた。人工知能(AI)向けサーバー需要の伸びなどを背景に、半導体用絶縁体が好調に推移する。

同日発表した25年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の1兆1641億円、純利益が9%増の897億円だった。

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