6日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は前日の終値より1200ドル超上昇し、初めて5万ドル台をつけて取引を終えた。下落傾向にあったハイテク関連の銘柄などを中心に買い戻す動きが出て、株価を押し上げた。
ダウ平均は6日、前日より1206.95ドル(2.47%)高い、5万0115.67ドルで取引を終えた。幅広い銘柄で買いが広がり、5営業日続落していた半導体大手のエヌビディアが前日の終値から8%近く上昇したほか、建設機械大手のキャタピラーが7%超上昇。金融関連なども買われた。
米国市場では、新興企業アンソロピックが発表した新たなAI(人工知能)サービスを巡り、ソフトウェアサービスが代替されるとの見方から、ソフトウェア関連の株を中心に売りが続いていた。また、グーグルの親会社アルファベットが、市場の想定を超える額の設備投資を発表したことなどを受けて懸念が広がり、株価の重しとなっていた。6日は、これまで売りが優勢となっていた銘柄の一部で買い戻す動きが出て、大幅上昇につながった。
ダウ平均は2024年5月に初めて4万ドルをつけた。トランプ米政権による関税の発表などを受けて大きく上下しながらも、データセンターへの巨額投資の発表などを受けたAI関連株の盛り上がりなどを背景に、上昇を続けてきた。
BCAリサーチの米国投資のチーフ・ストラテジスト、ダグ・ピータ氏は、「今後重要なのは、設備投資が結実するかだ。それが、株式市場の中で大きな原動力になるだろう」と話した。
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