西日本鉄道は、福岡市内の観光拠点などを周遊している屋根のない2階建ての「オープントップバス」2台を14年ぶりに新型車両に更新する。現行車両より座席が10席増え、可動式の屋根が設けられる。ルートは市外にも伸ばし、福岡県太宰府市の史跡などを巡る「太宰府コース」を新設する。3月28日に運行開始予定。
西鉄によると、新型車両はライトバス社(イギリス)製で定員は46人。価格は1台約8000万円する。車体のデザインは1台が地元の伝統工芸「博多織」の赤い献上柄を背景に桜が舞う様子を表現。もう1台は青い波模様「青海波」を背景に県花の梅をあしらった。
現行の車両は2台とも日野自動車製で、雨天時には使い捨てのレインコートを配布している。新型車両は開閉可能な屋根が装備されるため、悪天候でも快適に利用できるようになる。
西鉄のオープントップバスは2012年3月に運行を開始した。観光施設などで降車はできないものの、外の風を感じながら街の様子を楽しめるのが好評で、25年度に乗客は累計で60万人を突破した。訪日外国人の利用も15年度は全体の約10%だったが、25年度には約33%に増えた。福岡ソフトバンクホークスの優勝パレードなどイベントにも活用されている。
現在、海沿いの景色を見ながら「福岡タワー」「みずほペイペイドーム」などを巡る「シーサイドももち」(約60分)▽「櫛田神社」「福岡城跡」などをたどる「博多街なか」(約60分)▽夜景を堪能できる「福岡きらめき」(約80分)――の3コースがあり、平日は計5便、土日祝日は計10便を運行している。
新型車両導入後は、「博多街なかコース」に代わって「太宰府コース」(約60分)を運行する予定。大宰府政庁や水城跡など太宰府市の歴史ある街並みを巡る。平日、土日祝日とも計12便を運行する。太宰府コースは周遊しないため、天神発と太宰府発がある。運賃は従来通りの大人2000円、小学生以下1000円。【後藤浩明】
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