堀場製作所は12日、2026年12月期の連結純利益が前期比9%増の405億円と過去最高になる見通しだと発表した。人工知能(AI)の需要拡大を背景に半導体製造装置向けの製品が伸びるほか、ハイブリッド車(HV)向けの排ガス検査装置も堅調に推移する。
売上高は4%増の3450億円、営業利益は6%増の560億円を見込む。半導体製造装置に組み込んで使う、ガスの流量を制御する装置の販売が全体の売り上げ拡大をけん引する。26年12月期の年間配当予想は490円と前期から40円上積みする。
決算会見に登壇した堀場製作所の足立正之社長は「生成AIの普及で半導体関連の需要が世界的に急速に増えいてる」と述べた。26年春には京都府福知山市の新工場が稼働する計画で生産能力の増強も業績に寄与する。
同日、京都市内に新本社を建設すると発表した。投資額は約370億円で、28年1月に竣工する。地上10階、地下1階で、延べ床面積は約4万平方メートル。現本社の11倍の規模となり、最大1300人が勤務できる。
半導体関連事業と水計測事業の子会社2社の企画や戦略、営業の部門を新本社に集約する。海外のグループ会社の戦略担当者が集まるフロアを設け経営機能を高めるほか、企業ミュージアムも開設する。
現本社は97年の竣工。過去約30年で堀場製作所の従業員数は4倍に増えており、本社を拡大する必要があった。堀場弾取締役は「事業基盤の強化が不可欠で、グローバルオペレーションの中心地として新本社を建設する」と述べた。
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