ジャパンディスプレイ(JDI)が12日発表した2025年4〜12月期連結決算は、最終損益が145億円の赤字(前年同期は487億円の赤字)だった。人員削減などの構造改革を進め赤字幅は縮小したものの、生産縮小による販売減が響いた。同時に台湾液晶大手の群創光電(イノラックス)と有機EL技術を巡る協業を終えたことも明らかにした。

売上高は前年同期比32%減の972億円だった。事業撤退を決めたスマートフォン向けディスプレーの販売が減った。主力の茂原工場(千葉県茂原市)の生産終了による受注減も響いた。26年3月期の業績予想は非公表のままとした。

12月末時点の純資産はマイナス60億円と債務超過が続く。茂原工場などの資産売却を通じて債務超過の解消を目指す。明間純・社長最高経営責任者(CEO)は決算会見で工場の売却先について「従来はデータセンター業者を中心に交渉を進めていたが、製造関連からの引き合いも出てきたため交渉が長引いている」と話した。

イノラックスとの次世代有機ELを巡る提携は24年12月に発表し、JDIが持つ独自の有機EL技術「eLEAP(イーリープ)」を活用した車載用パネルの新製品を開発した。一方でイーリープを活用したパネルを茂原工場で量産化する構想は実現しなかった。

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