シャープ亀山第2工場の鴻海精密工業への売却が不成立になったことについて、三重県の一見勝之知事は12日の定例会見で「四つの工場のうち、三つの工場が稼働しているということであれば、地域経済に大きな影響はないと思う」と述べた。昨年5月に第2工場の鴻海への売却を発表していたシャープは、10日に売却不成立を公表した。
第2工場は今年8月をめどに生産を停止する予定で、従業員約1170人を対象に希望退職を募るという。一見知事は「(従業員が)路頭に迷わないように円滑に手続きが進むように望みたい」と話した。
県によると、亀山工場で2017、18年に外国人労働者を中心に約4000人の雇い止めが行われた際、県は相談窓口を設置したという。現在勤務する約1700人が県内在住者で、一見知事は「必要に応じて相談窓口の設置を考えたい」と語った。
また、亀山市の桜井義之市長が12日、コメントを発表し、「構造改革の一環として受け止めている。これからの状況を注視し、県や関係機関と連携をして可能な限り支援していきたい」とした。【渋谷雅也】
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