協定書を持つ県の平木省副知事(左)とJR東海の水野副社長(13日、静岡県庁)

静岡県とJR東海は13日、リニア中央新幹線の静岡工区のヤード整備に向けて前提となる協定を結んだ。環境調査の拠点や資材置き場として使う予定で、リニア着工への準備工事になる。県はこれまでリニアの本体工事と一体だとして認めていなかったが、自然環境への配慮や協定の着実な履行で合意でき、文書に残した。

JR東海は既に4.9ヘクタールの土地を造成しており、5ヘクタールを超える場合は県自然環境保全条例に基づく協定の締結などが必要だった。締結でまずは計6.6ヘクタールを開発する。本体工事は引き続き県専門部会での28項目の対話完了や、流域の理解を求めている。

13日に静岡県庁を訪れたJR東海の水野孝則副社長は「天候にもよるが来週から伐採を始めたい。整地などできることからやっていく」と話した。本体工事を巡っては1月に水問題が全面解決したほか、残る対話項目も半分をきった。県による着工容認の判断が近づくなか、準備工事の合意やヤード整備など環境を整えつつある。

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