キリンホールディングス(HD)が13日発表した25年12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比2.5倍の1475億円だった。サプリメント販売などが好調でヘルスサイエンス事業が黒字化した影響が大きかった。サイバー攻撃を受けたアサヒグループホールディングス(GHD)の商品供給能力の低下も利益を押し上げた。
サイバー被害の影響でアサヒGHDの酒類などの商品供給が一時滞った。この影響でキリンHDの販売が伸び、事業利益で40億円のプラスになった。酒類事業は値上げの効果も出た。
前の期に子会社に関連する構造改革費用などを計上した反動もあり、純利益は大幅増になった。売上高にあたる売上収益は4%増の2兆4333億円、事業利益は19%増の2517億円だった。
ヘルスサイエンス事業はセグメントを設けた23年以降、初めて黒字化を達成した。24年10月に連結対象となった子会社のファンケルが年間を通じて寄与したほか、海外でサプリメントの販売が好調だった。
26年12月期の純利益は前期比6%の1560億円、売上収益は2%増の2兆4800億円を見込む。
同日、最大800億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の6.2%にあたる5000万株を上限とする。取得期間は3月6日〜27年2月12日。市場で買い付ける。
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