大賞を受賞したパパゲーノの田中康雅CEO(13日、東京都港区)

公益財団法人の日本ユースリーダー協会は13日、若者ならではの発想力や行動力を持って社会課題解決に取り組む指導者などを顕彰する「若者力大賞」の表彰式を東京都内で開いた。大賞には、障害者の就労支援を手掛けるパパゲーノ(東京・杉並)の田中康雅・最高経営責任者(CEO)が選ばれた。

若者力大賞は毎年開催し、今年で17回目。田中氏は表彰式で「なかなか経済価値をつくるのが難しい領域に新しい技術や若者の発想でなんとか循環する仕組みをつくりきって、それを世の中に実装していくことが重要だ」と力を込めた。

パパゲーノは田中氏が大学院在学中の2022年に起業した。障害のある人が働ける就労継続支援B型事業所を3カ所運営するほか、障害福祉の現場向けの人工知能(AI)ツールの開発を手掛ける。パソコンを使った作業ができる事業所が少なく、やむをえず軽作業に従事する障害者が多いことに課題を感じ、運営する事業所ではパソコンによるITスキルの習得に重点をおく。

若者力大賞は自薦・他薦の応募者の中から外部有識者を中心とする審査委員会によって選ばれる。同協会の永野毅会長(東京海上日動火災保険相談役)は大賞を受賞した田中氏の取り組みについて「現代の社会構造の中で声を上げることができない人たちに手を差し伸べる。欠かすことのできない広がりのある取り組みだと評価した」と講評した。

大賞のほか、「ユースリーダー賞」にRelight(リライト、東京・新宿)代表の市川加奈氏、中森農産(埼玉県加須市)代表の中森剛志氏、一般社団法人チャイルドプレイラボ(東京・渋谷)代表理事の猪村真由氏の3人が選ばれた。

「エクセレントリーダー賞」には認定NPO法人「ブリッジフォースマイル」(東京・港)理事長の林恵子氏、「ユースリーダー支援賞(個人部門)」にはNIJIN(ニジン、東京・江東)代表の星野達郎氏が選ばれた。

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