ヤンマーホールディングス(HD)は29日、2026年3月期の連結純利益が前期比58%増の171億円になる見通しだと発表した。24年11月に買収したチェコのコージェネレーション(熱電併給)システム製造会社の収益が加わるほか、前期に計上した減損損失がなくなり全体を押し上げる。
売上高は3%減の1兆490億円、営業利益は25%減の325億円を見込む。海外では発電機や舶用エンジンなどが好調だが、インフレによる資材高騰や人件費の増加が続く見通し。想定為替レートは1ドル=141円と、前期実績(153円)よりも円高になることも響く。

国内は人口減少によって市場縮小が避けられない中、海外市場を積極的に開拓する。25年5月にはアフリカの現地企業と覚書を交わし、西アフリカを中心にコメ向けの農機販売に乗り出した。27年にはブラジルで新たなトラクター工場を稼働する予定だ。総投資額は約75億円にのぼり、30年までに同国での生産台数を年5000台から7000台へ引き上げる。
25年3月期の純利益は前の期比78%減の108億円だった。国内外で建機の需要が減少したほか販売管理費の増加が響いた。売上高は微減の1兆796億円、営業利益は30%減の430億円だった。
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