中谷元防衛相は29日の記者会見で、川崎重工業による海上自衛隊の潜水艦用エンジンを巡る検査の不正疑いに言及した。同社から7日に報告を受けたと明かし「潜水艦の安全性や性能に影響を及ぼすものでない」と説明した。

川重はエンジンの燃費性能の検査結果を改ざんしていた疑いがある。船舶用エンジンの検査データの不正が発覚したことを受け、同社が始めた調査の過程で判明した。

中谷氏はエンジンを防衛省に納入する前の検査に不正の疑いがあると述べた。海自に引き渡す前の検査では性能基準を満たしていたと語った。詳細については「調査の妨げになる可能性がある」と言及を避けた。

同社は潜水艦を修理する下請け企業との間で架空取引によって資金をため、海自の乗組員らの物品購入代や飲食代を負担していたことが判明している。金額は18〜23年度に17億円にのぼり、防衛省が厳重注意処分をしていた。

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