堺化学工業は26年3月期に化粧品材料の不振で減損損失を計上するため減益となる見通し(堺市の本社)

堺化学工業は2026年3月期の連結純利益が前期比40%減の30億円になる見通しだと発表した。従来予想(10%増の55億円)から25億円下方修正した。化粧品材料の製造事業が営業赤字に転落し、減損損失を計上するため。誘電体などの電子材料が好調に推移しているため、期末配当は15円積み増して80円とする。中間配と合わせた年間配当は145円(前期は135円)となる。

同社は化粧品材料、電子材料、有機化学品の3つを主力事業に位置づける。化粧品材料は中国経済の低迷により、26年3月期の営業損益が1億円の赤字の見通し。電子材料は人工知能(AI)半導体の好調を背景に営業利益が前期比25%増の18億円となり、全体では従来予想どおりの7%増の65億円を見込む。

同社は株主還元について、27年3月期までの3年間に合計80億円以上を計画している。配当は1年目が20億円で、2年目は22億円の見通し。25年5〜11月には25億円の自社株買いも実施した。株主資本に見合った配当額をめざしており、最終的には合計90億円近くになる可能性が高い。

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