報道公開された「GRAN天空」の車両(大阪府河内長野市)

南海電気鉄道は16日、4月24日から高野線で運行を始める新たな観光列車「GRAN(グラン)天空」の車両を報道公開した。車体や内装に沿線の特産品や伝統工芸品、植物をモチーフにした意匠を取り入れた。同社の車内サービスとしては約100年ぶりに飲食も提供する。インバウンド(訪日外国人)を含む高野山観光の需要を取り込む。

GRAN天空は高野線で運行していた一般車両を改造した4両編成で、2009年から橋本(和歌山県橋本市)と高野山ケーブルカーの始発駅である極楽橋(和歌山県高野町)の間で運行していた観光列車「天空」の後継となる。運行エリアを伸ばして難波発の1日2往復運行とするほか、電話のみだった予約受付を見直し、関西以外の旅行客やインバウンドへの利用しやすさを探る。

4号車で提供予定のランチメニューのイメージ図

3号車にはロビーラウンジとして軽食やお土産を購入できるカウンターを設けるほか、4号車のソファ席では沿線の和泉・河内の食材を用いたモーニングやランチ、アフタヌーンティーを提供する。南海電鉄は1906年に私鉄で初めて食堂車を導入した歴史があり、車内での飲食サービス提供は1929年に廃止して以来となる。

南海電鉄の運輸車両部の森椎菜主任は「高野山をはじめ南海沿線が持つ様々な魅力に触れてほしい」と語った。

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