日銀の植田和男総裁(左)との会談に臨む高市早苗首相=首相官邸で2026年2月16日、和田大典撮影

 高市早苗首相と日銀の植田和男総裁は16日、首相官邸で約15分間、会談した。植田氏は会談後、記者団に対し「一般的な意見交換」と述べるにとどめ、具体的な内容は明かさなかった。両氏の会談は2025年10月の高市政権発足後、2回目。高市氏率いる自民党が圧勝した衆院選後では初めて。

 植田氏は会談後、「具体的な内容は話せないが、細かい定期的な一般的な意見交換ということでお会いした」と説明。高市氏から金融政策についての要望は「特になかった」と述べた。

 衆院選で高市氏は「責任ある積極財政」を訴え、自民単独で3分の2超の議席を獲得する歴史的圧勝を収めた。財政悪化懸念で国債価格や円相場の下落を誘発する恐れがあるため、日銀は政府の財政運営を注視している。

 高市氏は日銀が進めようとしている利上げに慎重とみられる。衆院選で圧勝した高市氏が今後の日銀の金融政策運営に対し、どのような姿勢を示すかも市場の注目を集めている。

 日銀は3月18、19日に次回の金融政策決定会合を開く。【古屋敷尚子、山口智】

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