
日本ゼオンは、光学レンズや半導体搬送容器などに使う高機能樹脂の「シクロオレフィンポリマー(COP)」増産のために山口県周南市に計画する新プラントについて、18日に起工式を開いた。投資額は同社として過去最大の780億円で、生産能力は年1万2000トンを計画し28年度上期完成をめざす。
新プラント予定地の敷地面積は約19万平方メートル。同社は周南市内に合成ゴムを生産する徳山工場を持つが、同じ周南コンビナート地域の別の場所の遊休地を取得した。COPは年産能力4万1600トンの水島工場(岡山県倉敷市)で生産しているが、需要が旺盛なことからプラント新設を決断した。
豊嶋哲也社長は起工式後の記者会見で「COPを生産しているのは世界で当社だけで、事業の成長性は高い」と話し、設備増強も「ここでの拡張を第1候補として考える」とした。来賓の村岡嗣政・山口県知事は「世界で勝てる産業の集積は山口県が勝ち残るための重要な要素だ。世界唯一の素材が山口で作られることに大変ワクワクしている」と話した。
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