芝浦電子は29日、台湾の電子部品大手の国巨(ヤゲオ)によるTOB(株式公開買い付け)に関する検討状況について発表した。ヤゲオは芝浦電子に対し、同意なきTOBを進めている。芝浦電子は面談やTOB終了後の事業運営方針について協議したうえで、TOBに対する意見を「改めて表明する予定」とした。

両社はシナジー効果を検証するためこれまで4度の面談を実施し、9月4日にはヤゲオが芝浦電子のタイ工場を見学する予定だ。面談を通じた検証や買収に必要な外為法上の審査状況に加え、TOB終了後の経営体制などについて協議していると明らかにした。

TOBが成立した場合の経営体制や取引先・従業員の扱いなどについて協議しており、事業運営方針について「(ヤゲオと)合意形成することが、TOBに対する意見表明において非常に重要」とした。

芝浦電子をめぐってはホワイトナイト(友好的な買収者)に名乗りをあげたミネベアミツミと、ヤゲオの買収合戦になっている。ミネベアミツミは1株当たり6200円、ヤゲオは7130円で買い付けを進めている。芝浦電子はTOB開始当初はヤゲオの提案に「反対」を表明し、5月に「留保」に変更していた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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