
JR西日本は19日、山陽本線の山口県区間(岩国―下関間)で今夏から導入する新型車両「Kizashi(きざし)」を報道公開した。幕末・明治維新期に偉人を輩出した同県にちなんで、夜明けに差し込む陽光を漆黒と金色のラインで表現した外観が特徴。ラッシュ時の混雑に対応するためドア周りに広いスペースを確保するなど機能性も高めた。
製造を手がける近畿車両の本社工場(大阪府東大阪市)でお披露目した。広島・岡山両県で採用されている近郊型車両「227系」をベースにしている。まず24両を製造し、対象区間を走る旧国鉄時代の車両から置き換えていく。山口県内の山陽本線で新型車両を導入するのは約45年ぶりとなる。

通勤・通学時の混雑を想定して車内の座席数を減らし、ドア周りに広いスペースを確保した。観光客などが大型のスーツケースを置きやすい利点もある。バリアフリートイレや防犯カメラを装備するほか、運転士の体調などに異変が起きたときに列車が停止する機能など安全性能も高めている。
JR西が保有する在来線車両4984両(25年4月時点)のうち、旧国鉄時代に製造された車両は16%の820両に上る。JR西の倉坂昇治社長は老朽車両を更新するための投資を拡大する方針を示している。
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