仏自動車大手ルノーが19日発表した2025年12月期決算は、純損益が109億3100万ユーロ(約2兆円)の赤字だった。昨年6月に保有する日産自動車株の会計処理を変更したことに伴って93億ユーロの損失を計上したことが響いた。
グループの世界販売台数は前期比3.2%増の233万6800台。売上高は同3.0%増の579億2200万ユーロで、日産の影響を除いた純損益は7億1500万ユーロの黒字だった。ただ、欧州での価格競争に加え、利益率が相対的に低い電気自動車(EV)の販売比率が増えたことなどから、自動車部門の売上高に占める営業利益の割合は4.2%(前期は5.9%)と低下し、収益率の向上が課題となっている。
ルノーは昨年6月、保有する日産株の評価を株価をもとに金融資産として計上する形に変更。日産の株価が下落したため25年1~6月期の上半期決算で大幅な損失を計上していた。
フランソワ・プロボ最高経営責任者(CEO)は19日の記者会見で「日産にとっての最優先事項は経営再建計画を成功させることだ。日産チームがこの計画を達成できると確信している」とし、「日産がいくらか安定すれば、今以上の(協力の)機会が生まれると考えている」と語った。
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