国内粗鋼生産は10カ月連続で減少した

日本鉄鋼連盟(東京・中央)は20日、1月の国内粗鋼生産量が前年同月比0.5%減の675万1300トンだったと発表した。10カ月連続の減少となったが微減にとどまり、人手不足による建設の遅延の影響なども底を打ったとの見方もある。

高炉でつくる「転炉鋼」は1.1%減の509万100トンと10カ月連続のマイナスだった。電炉でつくり主に建設向けで使われる「電炉鋼」は1.3%増の166万1200トンで、2カ月ぶりの増加になった。

これまで電炉鋼は人手不足による建設の遅れが響き、需要減少が続いていた。「電炉鋼がプラスになっているので、(建設向けの需要も)下げ止まったとみられる」(業界関係者)

自動車向けの普通鋼鋼材受注も25年通年では4%増となり、力強い反転までは行かないが回復の兆しがみられる。

1日当たりの粗鋼生産量でみると1月は21万8000トンとなり、2025年12月の21万2000トンと比べると2.8%増となった。

25年通年の粗鋼生産は新型コロナウイルスの感染拡大で低迷した20年を下回り、1969年以降で最低だった。

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