
JR東海など3社は20日、超電導リニアの設備を外観検査するロボットの試作機「Minervα(ミネルヴァ)」を報道公開した。デモでは段差のある不整地を走り、アームの先端に付いたカメラで点検箇所を撮影した。自律走行によって充電スポットに帰還する様子も披露した。
ミネルヴァの大きさはアームを折り畳んだ状態で全長100センチメートル、全幅60センチメートル、全高90センチメートルだ。2025年1月に引退した検査車両「ドクターイエロー」をイメージし、子どもも親しみやすいデザインにしている。
スズキ、パナソニックホールディングス子会社のパナソニックアドバンストテクノロジー(PAD)と共同開発した。足回り部分にスズキの多目的電動台車を採用したほか、PADの自律移動などを可能にするソフトウエアを使っている。
JR東海はリニア中央新幹線で機械設備の点検業務に大きな労力がかかると想定する。検査ロボットを沿線各地に配置し、作業者の移動時間や負担を削減したい考えだ。
今後は山梨リニア実験線で機能性や点検精度などを検証する。JR東海リニア開発本部の鳥居昭彦担当部長は「将来の労働力不足を考え、検査やメンテナンスを高いレベルで保ちながらも効率的に仕事ができるようにもっていきたい」と述べた。
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