米キーストーンの代替肉ハンバーガー

ハウス食品グループ本社は20日、米ケンタッキー州で豆腐の新工場を建設する計画を中止すると発表した。物価高騰による節約意識の高まりで、豆腐や植物由来食品を製造販売する現地の大豆事業が販売不振に陥り、収益が悪化したため。2026年3月期に特定子会社ののれんなど含む69億円を減損損失として計上する。

ハウス食品Gはケンタッキー州で工場予定地を取得した当初は、25年の稼働開始を見込んだ。その後、米国の経営環境の変化に伴い着工時期を延期していた。予定地の活用法は今後検討する。

減損損失として子会社のキーストーン社ののれんや有形固定資産として59億円、新工場の計画中止に伴う費用として10億円を計上する。キーストーン社を巡っては25年3月期にも販売不振により事業計画を見直しており、のれんの減損損失として50億円を計上した。

26年3月期の連結業績の見通しを下方修正する。純利益は従来予想から52億円下振れ前期比38%減の78億円を見込む。売上高は50億円下振れ、前期比微増の3165億円になる。配当予想は据え置く。

ハウス食品Gは1983年に米国豆腐販売事業に参入。97年にロサンゼルス工場の稼働を開始した。2022年には代替肉製品の製造販売を手掛けるキーストーンナチュラルホールディングス社を完全子会社化し、PBF事業に事業領域を拡大していた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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