パナソニックは4月から、欧米でのテレビ販売を中国の家電大手スカイワースに委託する。物流費などの販売コストを削減し、テレビ事業の収益改善を図る。昨年来、グループ内で進めている構造改革の一環で、今後は開発や製造の面でも協業を検討する。国内での販売は今後も自社で手がける方針という。
パナソニックのテレビ販売は日本と欧州市場が中心。スカイワースとの包括的な協力協定を昨年結んでおり、今月23日の欧州での新商品発表にあわせて現地で公表した。従来も下位機種の生産を他の中国メーカーに委託するなどのコスト削減に取り組んできたが、販売の委託は初めてという。
親会社のパナソニックホールディングスは昨年以降、1万2千人規模の人員削減を含む構造改革を進めてきた。楠見雄規社長はテレビを収益が目標水準に達しない「課題事業」に位置づけ、撤退も辞さない姿勢だったが、昨年10月には「収益改善にめどがついた」と存続を表明していた。スカイワースとの協業も踏まえた判断とみられる。
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