石油資源開発(JAPEX)は2日、計画していたベトナムの液化天然ガス(LNG)基地の建設事業から撤退すると発表した。保有する現地企業の全株式を同社の共同株主の個人に売却する。JAPEXは2022年に参画し検討を進めていたが、顧客や調達先の確保に難航し採算が見込めないと判断した。

計画はベトナム北部の工業団地にLNGの調達と貯蔵、供給を担う基地を開発するもので、JAPEXは現地企業の一部株式を取得する形で参画した。22年の初期段階では年間最大65万トン規模のLNG桟橋設備やLNG貯蔵タンクを建設する予定だった。JAPEXの現地企業の株式の取得額や売却額は非開示だが、出資比率は過半を下回っているという。

22年の最終投資決定(FID)と25年の操業開始を見込んだが、現時点でFIDや着工はできておらず遅延していた。基地の基礎設計や顧客の開拓、調達先などを検討したものの採算の確保は厳しいと判断した。事業自体は今後もJAPEXを除いた体制で検討するとしている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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