
セレクトショップ大手のビームス(東京・渋谷)は2日、米国に新規出店すると発表した。10〜11月をメドにロサンゼルスに出店を予定する。これまでは電子商取引(EC)サイトや期間限定店舗を開設していた。常設店の海外出店は台湾、香港、中国、タイに続き5カ国・地域目。同社のルーツである米西海岸で流行に敏感な消費者を取り込む。
同日都内で開催した創業50年を記念する発表会で明らかにした。約1250平方メートルの大型路面店で衣料品や雑貨、飲食などを取り扱い、現地顧客や観光客の獲得を目指す。設楽洋社長は「ビームスとして世界に日本の良さを伝えていきたい」と意気込んだ。
アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにも秋ごろの出店を計画している。ただ米国とイスラエルによるイランへの攻撃と報復を巡り中東情勢は悪化している。池内光専務取締役は「現時点では出店は予定通りの方針だ」とした上で「情勢次第では遅れる可能性はある」と話した。
アウトレットを中心に展開する「ビームスハート」の刷新も打ち出した。25〜35歳の層を主要ターゲットに据え、カジュアルウエアや生活家電を取り扱う。スタッフが愛用したアイテムを販売する二次流通事業「ビームスディグロー」も強化する。今後は顧客からの買い取りも行う方針だ。
ビームスは1976年に東京・原宿で米国ファッションのセレクトショップとして創業した。現在は衣料品の販売だけでなく、法人向け商品開発や地方自治体との連携などにも力を入れる。
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