北九州市若松区沖の響灘で2日、国内最大の洋上風力発電所「北九州響灘洋上ウインドファーム」が営業運転を開始した。南北10キロ、東西11キロの海域(約2700ヘクタール)に風車25基が設置され、最大出力は22万キロワット。年間発電量は一般家庭約17万世帯分に相当する約5億キロワット時を見込む。
風車は羽根の直径が174メートル、海面から先端までの高さが約200メートルで国内最大。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、1キロワット時当たり36円で九州電力送配電(福岡市)に販売される。運転期間は20年を予定し、事業費は約1700億円。
運転や管理は、電源開発(Jパワー)や九州電力の子会社が出資する「ひびきウインドエナジー」(北九州市)が担う。響灘地区に風力発電関連産業を集積させる総合拠点「グリーンエネルギーポートひびき」構想を進める北九州市が2017年に洋上風力発電事業者を公募し、同社が選定された。
ひびきウインドエナジーは「地域と歩む洋上ウインドファームを目指し、安全かつ安定的に運営していく」とのコメントを発表。武内和久市長は「アジア随一の(洋上風力)拠点を目指す重要なステップになった」と述べた。【山下智恵】
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