講演するSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長(3日、都内)

SBIホールディングス(HD)の北尾吉孝会長兼社長は3日、融資や資産運用といった金融業務について「完全にAI(人工知能)エージェント化する」と表明した。日本経済新聞社と金融庁が主催するフィンテックをテーマとした総合イベント「FIN/SUM(フィンサム)2026 」で講演した。

AIエージェントは人間の具体的な指示なしに自ら考えて業務を処理する。顧客向けの金融AIエージェントの開発も発表した。金融知識のない初心者でも資産形成を容易にできるようにするという。

北尾氏は「AIとブロックチェーン(分散型台帳)技術を組み合わせれば絶対、競争上優位に立てる」とし、「金融システムを完全にオンチェーン化していく」と語った。オンチェーン化とは資産をブロックチェーン上で金融商品として取引できるようにすることを指す。

「AIをふんだんに使った配信プラットフォームを作る」とも明言した。AIエージェントとオンチェーン化の知見を傘下のメディア事業に活用する。漫画やアニメなどのIP(知的財産)を裏付けとしたデジタル証券の発行などを想定する。

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