元バスケットボール選手が床材の使い勝手を試した(3日、大阪市)

プラスチック容器などを手がける岐阜プラスチック工業(岐阜市)は3日、取り付けや取り外しが可能なバスケットボールのコート用の床材を開発したと発表した。アリーナの多目的化が進むなか、用途に応じた床材の入れ替えが求められるようになっている。岐阜プラスチックは床材の軽量化を進め、設営作業の負担を軽減できるようにした。

床材「RADIAXION(ラディアクション)」を、ミズノグループでスポーツ器具を手がけるセノー(千葉県松戸市)と共同開発した。床材はアリーナのコンクリートの床の上に敷き詰めて使う。10月に発売し、ラディアクションを中心とした木製床材事業で2030年度に年10億円の売り上げを目指す。

表面は木製パネル、裏面はグラスファイバー入りの樹脂を使った骨組みを組み合わせた。縦が約2.4メートル、横が約1.2メートルのパネル1枚あたりの重さは62キログラムに抑えた。

裏面にはクッション性のあるゴムを取り付け、シュートやリバウンドの際に選手の足腰にかかる負担も軽減できるという。床材は国際バスケットボール連盟が世界選手権など大規模大会で使える水準として認める「レベル1」認定を取得している。

セノーが弾力性や安全性など要求特性を把握し、岐阜プラスチックが構造設計や試作を担当した。性能評価には両社で取り組んだ。実際にバスケットボール選手らに使い勝手を確認してもらったところ、「従来の床で感じていた、関節に直接響くような硬さを感じることがなかった」などの感想があったという。

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