
東京建物は19日、2026年3月から順次開業する東京駅八重洲口直結の再開発地区「トフロムヤエス」の複合ビルの一部を報道機関に公開した。5月には東京駅前で初となる劇場を開業し、八重洲エリアのにぎわい創出を狙う。
トフロムヤエスは地権者約250人に及ぶ約25年をかけた大規模再開発だ。2棟の建物で構成し、2月末に1棟目の高さ約250メートルの高層ビル「トフロムヤエスタワー」が完成した。地下に国内最大級の高速バスターミナルが20日に開業する。
オフィスは9〜50階に入り、総賃貸面積は約10万3500平方メートル。東京駅直結の希少な利便性から入居企業は8割以上が決まっている。東京建物も今秋に本社を移転する。1フロア約2500平方メートルの大型区画のほか、少人数向けのレンタルオフィスも設けた。
41階のスカイラウンジからは東京湾を一望でき、温泉ミストによる湯治体験ができる個室空間も備える。13階には入居企業の就業者向けの「ウェルビーイングフロア」を設け、キリンホールディングスなどと連携した健康志向のメニューを提供する食堂やカフェを整備した。
東京建物都市開発事業第一部の三浦拓実課長は「健康経営につながる共用設備を企業が自社で整備する必要がない点も評価されている。賃料は八重洲エリアの相場を上回る水準で成約できている」と話した。

5月には約800席の劇場とホール「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」を開業する。ぴあや国際会議場を手掛けるコングレ(東京・中央)が運営する。東京駅周辺で不足していたエンターテインメントの公演や国際会議の誘致につなげる。今秋には約60の飲食店が入る低層の商業エリアが開業する。
2棟目の商業やオフィスの複合施設「トフロムヤエス ザ フロント」は7月の完成を予定する。
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