新潟県の東京電力柏崎刈羽原子力発電所の(左から)5号機、6号機、7号機

東京電力ホールディングスは19日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機の営業運転開始が4月以降になる見通しだと発表した。12日に発電機から電気が漏れていることを示す警報が鳴り、対策を講じた上で22日以降に発電を再開する。

警報が鳴った原因は、漏電時に機器の安全を保つために地面に電流を逃がすアース部品が発電機の振動で断裂したためと結論付けた。21日までに代替品に交換する計画で、発電機の振動と共振しにくい長さに調整する対策を講じる。

現在は発送電を停止して、原子炉の出力を20%に抑えている。フル出力になるのは順調にいけば29日ごろの見通し。当初は2月26日に営業運転を開始する予定だったが、起動工程の相次ぐトラブルで2度の延期を余儀なくされている。

断裂した部品は1センチメートルの厚さで、6号機が営業運転を始めた1996年以降取り換えていなかった。断面を確認したところ、2012年までの前回運転時に金属疲労で8ミリメートルほどの亀裂が生じていたとみられることが分かった。26年の起動工程のなかで亀裂が進展したと推定する。

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